医学部入試と数学
難関大学の医学部の入試において数学は極めて重要な科目といえるでしょう。数学はわずかな難易度の差が点数に大きく影響してしまう傾向にあります。少し苦手な問題が出題されただけで全く解けなくなってしまい、解答欄が白紙になってしまうということも十分あり得ます。
そして医学部を志望している受験生はほとんど全員が数学を得意としているといっても過言ではありません。従ってもし数学が苦手な医学部志望者の方がいれば、その苦手を克服しない限り医学部入試に合格することはまずないと考えても良いかと思います。
実際医学部入試に失敗する人の多くは数学がその原因となっているのです。
ではどのようにして数学の苦手を克服していけばよいのでしょうか。もし個別指導の塾などに通っているならば、医学部入試のための数学の勉強法などについて有効なアドバイスが得られるかもしれませんので積極的に質問してみましょう。
まず、医学部入試でよく出題される分野は数学2B、数学3ですが、これらの分野の基礎的な理解がおぼつかないと合格はまず無理といえます。数学3の分野は通常のカリキュラムでは高校3年生の中ごろに学ぶことになりますので学校のカリキュラムに沿って勉強していると、最も大事な分野の勉強に費やす時間が約半年となってしまいます。
そこで数学3の分野は高校2年生の間に基礎を終わらせておくようにしましょう。
次に重要なのは計算力です。
医学部入試における数学の問題はただ公式などを暗記していれば解けるというものではなく、問題文を解析し、今まで覚えたどの公式をどのように使うかなどを素早く判断して計算しなければなりません。そのためには多くの技術を習得していなければならず、自然と英語や国語など他の教科よりも勉強時間を多く費やしてしまいます。
計算力を身に付けるためには色々な勉強をしなければなりませんが、まず前提として基礎をしっかり理解することが重要です。基礎が満足に理解できていない状態で難易度の高い応用問題に臨んでも解けるはずがなく、時間の無駄になってしまいます。
基礎をしっかり固めるためにはできるだけ多くの基礎的な演習問題を解いていくことが有効です。数をこなしていけば自然と計算の速度が上がり、より正確に解けるようになっていくことでしょう。そのように計算力が身に付けば普段の勉強も効率的に行うことができ、偏差値の向上にもつながります。
このようにしっかりとした勉強を行っていけばきっと志望校に合格することができるでしょう。
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