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STUDY GUIDE

大学受験は個別指導か集団授業か。今の課題から選ぶために

進学校で授業を理解できていても、志望校の問題を時間内に解けるとは限りません。授業形式を決める前に、何を補う必要があるのかを整理しましょう。

公開日: / 執筆:講師会

大学受験の塾・予備校を選ぶとき、「個別指導なら安心」「難関大学を目指すなら集団授業」と、形式だけで決める必要はありません。大切なのは、今の学習で解決できていないことを、その授業で補えるかどうかです。

この記事では、進学校に通う高校生と既卒生に向けて、入塾相談や体験授業で確かめたい点を整理します。個別指導を行う講師会の立場からの提案ですが、現在の授業を続ける選択も含めて考えます。

授業を増やす前に、困っていることを分ける

まず、最近の模試や過去問の答案から、解けなかった問題を選んでください。点数だけでなく、どこで手が止まったかをメモすると、必要な支援を説明しやすくなります。

未習範囲がある・知識が抜けている
学校や現在の講座で、その範囲をいつ扱うか確認します。体系的に学ぶ講座が必要なのか、一部の単元を補えばよいのかを分けましょう。
解説は分かるが、自分では解き始められない
解法を選ぶ理由を説明できるか、条件の違う問題でも使えるかを確かめます。解説を聞く時間だけでなく、自分で解く過程を見てもらえるかが比較点になります。
解けるが、制限時間内に終わらない
計算、読解、問題の選択、見直しのどこに時間がかかるのかを記録します。単に難しい問題を増やすのではなく、時間を測った演習と振り返りが必要かを相談します。
授業と課題が多く、復習が終わらない
新しい授業を加える前に、今の教材と予定を整理します。受講数を増やすより、復習時間を確保することが先の場合もあります。

学校内の順位や模試の判定は参考になりますが、それだけで受講形式は決まりません。河合塾Kei-Netも、ボーダーラインを合否の可能性が分かれる予想の指標として説明しています。合格が保証される点ではなく、大学・方式ごとの科目や配点と併せて見る資料です。出典:Kei-Net「入試難易予想ランキング表 ヘルプ」

個別指導と集団授業は、名前より運用を比べる

集団授業を検討するとき

決まったカリキュラムで範囲を学びたい、現在のクラスの進度と自分の理解度が合っている、といった場合は、集団授業が選択肢になります。ただし、難度の高いクラスほどよいとは限りません。予習・復習を続けられるか、疑問を解消する方法があるかまで確認してください。

「この講座でいつまでに何を終えるか」「答案添削や質問対応は授業に含まれるか」を聞くと、受講後の学習を具体的に想像できます。集団授業でも個別の添削や相談がある場合があるため、実際の仕組みで比較しましょう。

個別指導を検討するとき

特定の単元だけを補いたい、答案の途中から理解を確かめてほしい、学校と異なる進度で進めたい場合は、個別指導が選択肢になります。ただし、「個別」という名称だけで、本人に合わせて内容や進度が変わるとは判断できません。

講師が同時に何人を担当するのか、自分の解答をどのように確認するのか、質問のない時間は何をするのかを聞いてください。担当講師と授業の難度、受験科目への対応も確かめたい点です。

高1・高2と、高3・既卒生では確認する順番が違う

高1・高2:学校の成績と、入試に向けた準備を分ける

定期試験で得点できていても、以前に学んだ範囲を使う問題や、初めて見る問題で手が止まることはあります。学校の課題をこなす支援が必要なのか、入試範囲の先取りや応用演習が必要なのかを分けて相談しましょう。

学校行事や部活動も含めて、無理なく復習できる予定を作ります。先取りする場合は、速さだけでなく、既習範囲を自力で解き直す機会があるかも確認してください。

高3・既卒生:残り期間と、改善する課題を先に決める

志望校の最新の募集要項と過去問を用意し、必要科目、配点、試験時間を整理します。そのうえで、未習範囲、知識の抜け、記述、時間不足のうち、どれを優先するか相談してください。合格最低点は年度や問題の難しさで変わるため、前年の数字だけを固定の目標にしないことも大切です。

既卒生は、前年に使った教材と答案も比較材料になります。「去年と何を変えるか」「どの演習で改善を確かめるか」を説明してもらいましょう。現在の授業が役立っているなら、全面的に変えるのではなく、足りない部分だけを補う方法も考えられます。

体験授業で聞きたい質問

模試の成績表だけでなく、問題冊子、途中式のある答案、現在の教材、週間予定を持参すると相談が具体的になります。次の質問を、比較用のメモとして使ってください。

  1. この答案では、最初に何を直す必要がありますか。
    単に「演習不足」と言われるだけでなく、どの問題の何が課題なのかを確かめます。
  2. 授業では、私が解く過程をどう確認しますか。
    途中式、記述の根拠、解く時間など、何を見てもらえるかを聞きます。
  3. 学校や現在の塾の教材は、どれを続ければよいですか。
    教材が増える場合は、目的と重複を確認します。
  4. 授業外の課題はどの程度あり、いつ振り返りますか。
    通塾と復習を合わせた予定を作れるか確かめます。
  5. 担当講師や受講人数が変わる場合、どう案内されますか。
    体験時と入塾後の条件を比べます。

体験後は「分かりやすかった」だけでなく、解説を見ずに類題を解けるかも本人が確認しましょう。一度の体験で合否は判断できませんが、学び方が合うかを考える材料になります。

併用するなら、役割と復習時間を先に決める

集団授業と個別指導を併用する場合は、同じ科目で似た授業を増やすのではなく、役割を書き分けます。たとえば「集団では全範囲の学習、個別では模試の答案確認」と整理し、両方の課題を終えられるか、一週間の予定に落とし込みます。これは組み方の例で、すべての生徒に併用を勧めるものではありません。

教材や解法の方針が食い違うとき、誰に相談するかも決めておきましょう。復習ができなくなるなら、追加する講座を減らす、受講科目を絞るなどの調整が先です。

費用は授業単価ではなく、必要な期間の総額で比べる

入会金、授業料、教材費、講習費、施設費など、必要な費用を同じ期間で見積もります。欠席時の振替、受講変更、途中で終了する場合の扱いも、契約前に書面で確認してください。

契約に関する制度は、期間・金額・コースなどの条件で適用が異なります。一般的な制度の確認には、消費者庁「特定継続的役務提供」を参照できます。個別の契約条件は、各教室の書面と説明を確認しましょう。

講師会で相談できること

大阪・桜川の講師会は、進学校に通う高校生・既卒生を対象に、1グループ最大4人の少人数個別指導と1対1の個別指導を行っています。学校の進度、現在の答案、志望校、残り期間を確認し、受講内容を相談します。

受講を検討される場合は、授業内容・開講科目と人数別の授業料(税込)もご確認ください。授業を追加すべきか迷っている段階でも、ご相談いただけます。

参考資料の確認日:2026年10月19日。本記事は塾選びの確認事項を整理したもので、特定の授業形式による成績向上・合格を保証するものではありません。入試条件は志望大学の最新の公式資料をご確認ください。

まずは、無料体験授業から。

入塾テストはありません。その場で入塾をお願いすることもありません。 できれば親御さんとご一緒に、受験の勘どころを聞きにいらしてください。

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